筋肉のコリをほぐすように、思考のクセをほぐそう

心理スキル

転職したいなー

そう思っても、自分に向いている職業ってすぐに思い浮かばない。
そんなことってありますよね。

結果として、例えば

『販売職であればまた販売職へ』

というループに入る方、多くないですか?

いやいや、販売職が好きなんだよ

ということであれば良いのですが、

販売職しかできない

と考えているとしたら、それはもったいないことです。

我々は、物事をある程度の””として認識しています。
色々な職業を”業界”に分けたり、”業種”に分けたりして認識していますよね。

普段、何かを覚えたりする際はこの認識が役に立ちます。
しかし、時にはこの認識が我々の邪魔をすることもあります。

販売職をしてきたから販売職ならできるだろう

まさにこれです。

この認識が壁となって我々の進路に立ち塞がるのです。

ここでは、心理テクニックを使って、その認識をほぐしていこうと思います。

物事を認識するメカニズム

先述のとおり、我々が物事を認識する際、ある対象をいくつかの塊にして覚えています。

この塊のことを「チャンク」と言います。

よく例に出されるものとして、電話番号なんかがあります。

00068244728

11桁の数字ですが、覚えづらいですよね。

この11桁を

000 – 6824 – 4728

このように分割すると、途端に覚えやすくなります。

このように、無意識のうちに頭の中で塊を作って物事を認識しています。

認識を行ったり来たりしよう

具体化

この無意識の認識を『意識的に』分解したり、別の形にまとめたりしようと思います。

どうやって?

って思うかもしれませんが、実は簡単にできるんです。

例えば、「自分は販売職しかできない」と思っているとします。

そんな自分に対して、塊をもっと細かく分解していく作業をします。
こんな質問をしてあげてください。

  • 「販売職っていうのは、どんなことをするの?」
  • 「できることっていうのは、具体的にどんなこと?」
  • 「どんなところで働くの?」
  • 「何を販売するの?」

そうすると、ざっくりと『販売職』として認識していたものを、別の塊にすることができます。

こんな質問を繰り返していくと、よりイメージを鮮明に、具体的にすることができます。

最初はノートに思いつくだけ書き込んでもよいですね。

抽象化

今度は逆に、物事の認識を抽象化する方法です。

例えば、「コンビニで働いていたから、次もコンビニかな?」と考えているとした場合。

  • 「コンビニで働いていて楽しい瞬間っていつだろう?」
  • 「コンビニの業務で何が得意かな?」
  • 「コンビニ業務で他の仕事に活かせそうなことって何?」

こんな具合です。

すると、

  • 「働いていて楽しいのは、お客様から『ありがとう』って言われた時かな?」
  • 「早く品出しをすることが得意かな?」
  • 「売れ筋を意識した商品陳列のやり方は他にも活かせそう」

といったように、自分の中で新しい答えが出てきます。

このように、抽象化すると、コンビニでなくても同じことができることに気づけると思います。

まとめ

普段、自分が無意識に思っていることって、『考えているようで実は考えていない』ことが多いんですよね。

いつも同じ結論に行き着いたりすること、多くないですか?

自分に対して効果的な質問をしてあげることで、そんな思考のクセに気づいて修正することができます。

最初は難しいかもしれませんが、徐々に慣れてきたら素早くできると思いますので、ぜひやってみてください!

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