人は気分に左右されます。
悲しい出来事があれば涙を流し、嬉しい出来事があれば笑顔になります。
この気分のアップダウンは、人の行動にも影響を与えます。
悲しいことがあれば、目の前の景色は灰色になり、他に何もする気が起きなくなったり、ひどくなれば病気になったりします。
例えば、仕事でミスをしてしまった時や、誰かがあなたの悪い噂を流しているのを耳にした時、あなたの眉間には皺が寄り、きっと肩を落として歩くでしょう。
他にも、胸の辺りがザワザワしているのを感じるかもしれません。
あなたの気分の不調は、体の不調になって表れます。
そして、体の不調はさらにあなたの気分を悪くしていきます。
なかなか人の気分(心の動き)というのはコントロールすることは難しいですが、体の動きはどうでしょう?
心よりはコントロールするのが簡単に思えませんか?
心と体のつながり
これってきっと難なくできますよね。
あなたはいとも簡単に、あなたの体をコントロールしたのです。
これってすごいことですよね。

ここでは、体の動きをコントロールすることで、心の動きもコントロールすることを目指します。

そんなことできるの?
って思われるかもしれませんが、口角を上げるだけで、自律神経を安定させるセロトニンなどの分泌が高まることが知られています。
そうです、口角を上げるだけで人はなんだか楽しくなってくるのです。
よく『心身ともに』なんて言ったりしますが、本当に心と体はつながっているのです。
面接で使える自分のコントロール方法
では、体の動きをコントロールすることで緊張した心を落ち着かせ、平常運転に近づけるにはどうすればよいのでしょうか?
現状確認
まずは現状確認です。
手鏡でも構いませんが、鏡に自分の顔を映してチェックしてみてください。
眉間に皺が寄った恐い顔をしていませんか?
しっかりと顔をマッサージして筋肉をほぐします。
そして、軽く口角を上げて自然な笑顔を作ってみましょう。
もし歯を食いしばっている場合は、フッと口の力を抜いてくださいね。
スイッチ作り
次に、鏡で見た自分の自然な笑顔、良い具合に力の抜けたその感じを脳に記憶させます。
とてもリラックスしている今の心の状態を感じてください。
そして、
もし自分の好きな音楽があれば、それを流すでも構いません。
両手を目の前で「パン!」と叩いてもOKです。
今の自分の心の状態と何かの行動がセットになった状態を作ってください。
- 自分の心がリラックスしている時に、好きな音楽を流す
- 自分の心がリラックスしている時に、両手を「パン!」と叩く
そんな状態を作ります。
よく、オリンピック選手も本番の前に決まった音楽を聴いたりしますよね。
これも、1回や2回だけでなく、普段から何回も意識的に生活に採り入れてください。
スイッチの確認
何度も心と行動をセットにした状態を作り出したら、今度は確認作業をします。
これは、先ほどと逆の状態を作ることを意味します。
- 好きな音楽が流れば、自分の心がリラックスする
- 両手を「パン!」と叩けば、自分の心がリラックスする
もし心の変化を感じなければ、前の段階に戻りながら、自分のスイッチを作っていきます。
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